仮想通貨の入手方法の一つが、取引の承認作業を行った報酬として、未発行分の通貨を受け取ることができるマイニングです。
購入や交換とはまた違う形で、仮想通貨を入手できる方法として高い人気を誇ります。

そんなマイニングで入手した仮想通貨にも、税金はかかることになります。税金が発生するタイミングは、報酬を受け取った時点です。ただ、この報酬を受け取る際にかかった費用があれば、必要経費として差し引くことができます。

仮想通貨のマイニングは、個人でも取り組むことができるものです。
ただ、挑戦をしている人は世界中にいるだけでなく、マイニングを専門的に行うような企業もあります。
報酬を受け取ることができるのは、その中で一番早く承認作業を行うことができた人のみです。
少しでも報酬を受け取れる可能性を高めたいのであれば、企業や団体とも張り合える程の計算スピードがあるパソコンが必要となります。

家電量販店などで手軽に購入できるパソコンよりも、かなり高めのマシンを用意しなければ、承認を勝ち取ることは難しいでしょう。
そのため、普通に仮想通貨を所有する場合とは違い、まとまった初期費用が必要となりますが、そんなパソコン代も経費として落とすことが可能です。

パソコン購入代などの初期費用は必要ですが、必要なものを揃えておけば、後はマシンに計算を任せておくだけです。
最初こそ、初期費用を差し引くと受け取る金額がかなり減ってしまうということはあっても、その後は効率良く報酬を手にしていくことができます。ただ、マイニングをするためには、マシン代以外に電気代も必要となるものです。

膨大な計算量が要求されるマイニングでは、一般的なパソコンと比べものにならない程電気代もかかることになります。
そんな電気代も、経費として差し引くことができます。ただ、差し引くことができるのは、マイニングに使った電気代のみです。自宅でマイニングを行う場合、冷蔵庫やテレビなど様々な家電製品で使う電気代も合算されて請求が来ることになります。

確定申告をする時は、マイニングによってどの程度の電気代が増えたかなども確認しておくと良いでしょう。どこまで認めて貰えるか不安という場合は、税務署で確認しておくこともおすすめです。
話をしてみることで、意外な経費が見つかることも少なくありません。

仮想通貨のマイニングは、報酬が発生した時点で課税対象となるため、始める前には税金に関して学んでおいて損がありません。