企業は投資を行うという意味では新規事業に対して投資を行ったり、関連のある企業と株式の持ち合いを行うといったイメージをお持ちでしょうか。

しかしながら、企業としての投資は新たな局面を迎えつつあります。
これは明らかに世界の潮流であり、企業としてのアニュアルレポートや企業紹介資料にも紹介されているお話になります。
それは、環境投資でありESG投資です。

単純に事業に対して投資を行うだけではなく、地球環境や世界の平和のために活動している企業に対して投資を行い、結果世界に貢献するのであればその企業の価値が高まると言う論理になっています。

もちろん、投資を受けたい企業側もそのようなメリットをベースにしてクラウドファウンディングなどを活用して個人投資家が企業から投資を募る形になっています。

もちろん、企業がこのような投資を行うことに対してはリスクが伴うことも確かです。しかしながら世界的にこうした企業を応援していく事は方向性として当たり前であり、投資をするのが価値があると認識されています。

日本の企業では昔から社会貢献活動に対してあまり前向きではなく、企業として部門で投資を行うこともあまり行っていなかったのですが、これからグローバルに知名度を上げていき、若い人材を確保していこうと思えばこのような投資を行わなければなかなか集まってきません。

実際に、企業としてどのような投資を行っているかを明確にする必要があります。
これは逆に株主に対しても報告義務があり、株価を上げていくためにも非常に重要なポイントになっています。

実際には環境投資やESG投資が直接経営にプラスに働くわけではないかもしれません。
しかしながら、このような企業を応援していくことによって新たなビジネスチャンスが生まれる可能性もあり、新たな人材を企業として確保することができるのであれば投資に値すると言えるでしょう。

なかなか新規ビジネスへの投資といった類ではなく、投資効果を図ることが難しいのですが企業としての使命であり、長期的に見た際のメリットを得るためと考えれば価値があると思います。

もちろん、経営の舵取りを切っていくためにはトップダウンでなければこのような交渉することは難しいと思いますので、まずは企業とトップがこのような考え方を持ち、長期的な経営視点から投資を行う判断をする、これこそが日本の企業のトップにとって非常に重要なポイントになってくると思われます。

もちろん、経営の舵取りを切っていくためにはトップダウンでなければこのような交渉することは難しいと思いますので、まずは企業とトップがこのような考え方を持ち、長期的な経営視点から投資を行う判断をする、これこそが日本の企業のトップにとって非常に重要なポイントになってくると思われます。